NPO法人わかもののまち

２０２１年６月２５日、菊川市で「高校生まちづくりスクール」の第１回目が開催されました。

会場であるプラザきくるには学校終わりの高校生１４名が集まり、

「あなたがいま関心のあることは？」
「あなたやあなたの親しい人が困っていることは？」

といった問いかけについて自分の言葉で考えを深めていきました。

◇おたがいを知るワークショップ

今回は第１回目ということで主催者挨拶から始まり、高校生同士の小グループでの自己紹介や簡単なレクリエーションを通して“お互いを知るワークショップ”を行いました。

学校も学年もばらばらで、知らない人も多いなか、あたたかい雰囲気でスタートしました。

まちづくりスクールは、まず高校生たちがいま興味・関心のあるテーマについて考えることから始まります。この日もＡ４紙にそれぞれが今まで感じていた「ちょっと不便なこと」や「身近な人が困っている場面」などを思い出し、自分の言葉にして書き出していきます。

何度か形を変えながら紙にまとめていき、最終的にひとり一つのテーマに絞ることができました。

◇グループ作り

休憩の後、対話をしながらお互いの価値観をすり合わせ、グループをつくっていきました。高校生たちが自分の取り組みたいテーマは１４人１４色なので、お互いに譲れない思いがあったり、紙に書いたキーワードは同じだけれどその根っこの部分を考えると別のグループの方がしっくりきたり…。じつはこの作業が一番難しい作業だったかもしれません。

◇インターン先を決める

次回全員で集まるのは９月で、その間夏休みには高校生が自分たちでNPO団体へのインターンを行い、より深くテーマについて知る機会を設けます。菊川市内のNPO団体の中からテーマに合いそうな活動を選んだところで、第１回目のまちづくりスクールは終了となりました。

菊川市でははじめてのまちスクであり、私自身どんな高校生や大人の方たちが集まるのだろうと緊張しながら会場に向かっていたのですが、高校生はもちろん、サポーターの方もスタッフの方もずっと温かい雰囲気でお話ししてくださり、とても有意義でわくわくする時間だったと思います。これから１２月まで全５回、高校生がいまより１mmでも菊川市のことを好きになっていてくれるよう、しっかりとサポートしていきたいと思います。

（水野友美子）